孔明なんだけど、まぁおよそ八年前に新潟へ越してきてからよく通っていたんだ。おいしかった。ほんとうにおいしかった。過去形で申し訳ないんだがそれについてはこれから説明をするってことで、まずは写真を見ていただきたい。
孔明と言えば、つけ麺。あつ(熱)盛りと冷や盛りがあってこれはあつ盛り。つけ汁は醤油ベース・魚粉・すりゴマで刻みネギとメンマとブロックチャーシューと煮卵。麺は太麺でモチモチの食感。あつ盛りにすると茹で汁に入れてくる。最初ここに通いはじめた頃はこの茹で汁も少々すすっていた。麺を茹でた汁のあの粉くさいというか粉っぽい汁が妙に好きだった。当時は熱々の麺、熱々の茹で汁、熱々のつけ汁で個人的には超絶好みでストライクゾーン。最近のは麺・茹で汁とも熱々というわけではないし麺は日によって固すぎることも。つけ汁もしょっぱ過ぎたり薄すぎたりブレ幅が大きいことも多々あった。
孔明の人気メニューの一角、味噌ラーメン。強いて言うならばこの味噌ラーメンだけはなんとかブレずに保たれている・・・だろうという印象だ。ダシ・濃厚合わせ味噌・炒め野菜・味噌ラーメン用太麺。野菜、スープ、麵、それぞれ熱々で最後まで味噌を実感。ただやはり日によっては麺の茹でがあまく芯の固さが気になるなぁと感じることもあった。これはハッキリ言ってその日の作り手によるもの。どんなに詳細なレシピがあってもその日に手をかける作り手の判断によって食べる側の印象はガラリと変わる。私は孔明には、この定番のつけ麺と味噌ラーメンだけは盤石でいてもらいたいと強く願っているわけで。
つけあわせはチャーシュー丼。サイドメニューに関してはさほど気にはしていない。特記すべき点はあえて無いけれども、難癖をつけてこき下ろす理由も無い。これはこれでおいしいメニューです。
まぁとくにそれらしい説明がされたかと言われれば、いや、そうでもないなと感じる読者もいることと思う。たしかに紹介したメニューはわずか二品なのにそれだけでこのラーメン亭孔明を判断するのは早合点ではないかと疑問を持たれるかもしれない。だけどこれはラーメン亭孔明に期待しているからこその批判なんだ。余談になるけど、孔明から出て他のラーメン店をやっている人も知ってる。孔明のつけ麺に酷似した一品をInstagramで見たこともあった。働き手が少なく安定したシフトで人員を回せないのか、接客がちぐはぐで頼んだメニューがテーブルごと間違っていたってこともあった。残念なことはある。それは仕方のないこと。ただそれが常態化してはならない。改善すべきことは小さいことでも一つずつ直して良くしていかなくてはならない。これは孔明に限った話じゃないけれどね。とにかく孔明には期待をしている。いつも行列で忙しくしていて活気が溢れているあの頃の孔明が復活する日を私は待っている。
コメント
コメントを投稿