味噌ラーメンといえばたいがいの人が旧巻町のラーメンこまどりを思い浮かべるだろうがあなどるなかれ、おなじ旧巻町にあってしかも目と鼻の先にある味の八珍亭がとても好感が持てた。こまどりが11時開店に対し、八珍亭は10時開店。こまどりは超行列の順番待ちに対し、八珍亭はほぼ着席可能。どちらも繁盛店だがすぐ座れるか長時間待つかでは店に対する印象も変わってくるんじゃなかろうか。個人的にこまどりも好きだしこの日初めて訪れた八珍亭もとても良かった。ただやはり初めて来てみたこの八珍亭の対応やお客さんの回転の速さなどを鑑みた結果、どうしてもこまどりの味噌ラーメンじゃなきゃダメという場合を除けばこの八珍亭での食事でも何ら遜色はなくむしろ八珍亭でのメニューをもっともっと試してみたいと思わせてくれた、そんな新しい発見があった。断っておくがこの記事は個人的な見解であって、こまどりに対する意見や批判ではない。
あらためて味噌ラーメンの感想を。これはおいしいの一言に尽きる。たっぷりと炒められたモヤシとキャベツとひき肉とニンニク。万人ウケするであろうちょっとピリ辛な濃厚味噌にそれを絡み上げる太い麺。巻の味噌ラーメンはこのスタイルがド定番なのかと納得させられる、そんな思いが妙に腑に落ちたとてもおいしい一杯だった。再度繰り返すが、これはこまどりに対する宣戦布告ではない。だがしかし、新潟の味噌ラーメンと言えばこまどりという神話は最早、崩れたに等しい。
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