先週の日曜、朝ごはんとお昼の両方をかねて石門子へでも行こうと車を走らせるも開店までちょいと時間が早すぎたってこともあって目的地を変更。東堀6番町にある中華のカトウでラーメンを食べてきた。
カミさんに連れてもらって以来、ほんの二〜三回くらいしか食べてなかったからこの日は特に久しぶりに感じた。注文したのは迷わずチャシュー。決して文字の打ち間違いでも書き間違いでも認識違いでもない、ここ中華のカトウでは世間でいうチャーシューのことをチャシューという。実際にご主人の奥さんに注文したところ、はっきりと「チャシューねー」と言ったわけで。
まぁそれはそうと、やはり相変わらずおいしいのである。麺は手打ち。色は白く平打ちのストレート。汁はうすい飴色の醤油だが味はしっかりとしょっぱい。玉ねぎのみじん切りは麺と汁と一緒にほおばれば程良く辛く薬味としては上出来だ。いろどりを添えたナルトとキヌサヤは食べ進んでいく中盤あたりにつまむのが好みだ。メンマは薄からず濃からずちょうどいいバランスではなかろうか。麺をすすりながらメンマをつまんで歯ごたえを変化させるのもいい。チャシューの味付けはしっかりとしておりそのままで食べても麺と汁と食べても間違いはない。脂身は少なく肉を食べてる感をじゅうぶんに味わえる。
一体いつから中華のカトウはそこにあったのだろうか。物静かな店主と人懐っこい奥さんが迎えてくれる店内はけっして広いとはいえないが空いているときはいつまでもそこに居たくなるくらいに落ちつけるそんな店だと感じる。日曜日の比較的に忙しくない時間帯だったのだろうか、店主の奥さんから気さくに声をかけてきた。こちらが子ども連れだったってのもあったのだろう。わざわざ幼児用の小さな木の椅子まで出してきてくれた。詳しくはわからないがだいたい朝早くから正午くらいまでが営業時間だと聞いている。一週間のうち何曜日が休みなのかもよく知らない。がしかし、カトウは、中華のカトウはそこに在るのである。ひっそりとしてようが堂々としてようが、この店の中華は今もこれからも作られていくことだろう。
ごちそうさまでした。
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