まぁふつうはエビとか甘エビって呼ぶよね。ナンバンなんです南蛮エビ。
仕入に際しては競りで買うのだから当然のことながら毎日その価格が変わってくるしナンバンのサイズや漁獲量によっても違ってくる。
ウチが扱うのはほぼ大ナンと呼ばれるサイズの大きい南蛮エビ。例えばその値段というと100gで500円の日もあれば350円のときもあるし280円なんて日もある。でもねぇ8月のお盆の日はなんと驚くなかれ「キロハチマル」、1kgあたり8000円=100gで800円という高値なんだわ。そうなる背景ってのは宴会だったり回転寿司だったり一般家庭でのお刺身の注文だったりさまざまなシーンでどうしても引っ張りだこになってしまうから値が上がっていってしまうんだね。
まぁそれにしてもやっぱ甘エビは頭取って殻取って生でチュルっと食べるのがいちばんおいしい。
商売屋たちが魚を仕入れにくるのはだいたい午前中に集中する。箱に入ったまま並べるのは玄人向けの見せ方。
はっきり言って写真じゃまったくといってわからないが「つぶし」と呼ばれる極小サイズの南蛮エビ。要はむき身にして真空して冷凍していつでも使えるようにしておく南蛮エビをそう呼ぶ。茶碗蒸しだったり海老しんじょうだったりね。
南蛮は生がいいよ。生がうまいからね。色のいい、できるだけ赤いのを選んで買ってね。
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