2012年5月2日、東京。
一年前のこの日、フラッと新幹線に乗って東京へ行った。行ったといってもどこに何があるのか何が見たいのか何がしたいのか、さっぱり見当がつかずただ銀座の大きい通りを歩いて過ごした。あの日も今日みたいに天気がよくなくて雨の東京。でも楽しかった。なにより、解放感に満ち満ちていた。怖々ではあったが自分の思い通りに過ごしてみたかった。恐る恐るではあったが行き当たりばったりに過ごそうと試みた。
この一週間ほど前に会社を辞めたのが最大の理由だったから。
別にビール飲んでもよかったのになぜかコーラを買う。なぜかこんなに小さい。
どこぞの銀座の街角。ゴールデンウィーク後半突入前の若干静かな雰囲気を感じた。
ただしここは盛況らしかった。Apple製品を扱うお店に訪れたのはこれが初めて。
百獣の王ともお会いすることができた。通りを挟んで建物がふたつあるという表現でいいのか、さすが本店の佇まいはあっぱれ。老舗百貨店の極上の雰囲気に羨望。
LIONは来たかったところのひとつ。はじめ入口がよくわからなくて大きいホールのほうじゃなくて小さい上のほうに行っちゃったのよね。この日口にした最初のビール。
上の写真の場所にずっといてもよかったんだけどせっかくだからそこから見える下のホールへわざわざ場所を移動して。ヱビスのハーフ&ハーフ。気分がよくなる。
街ブラを再開。正式名をド忘れしたんだけどあの通称アバクロの店。海外スタッフのかたが上は厚着なのに下は短パンサンダルで結局は寒そうにしてたのが印象的だった。
やはり都会でも際立って人気があるのか混雑具合も田舎の比じゃなかったユニクロ。店内には入らず外から見ただけ。ファストファッションと理解しつつもこの土地柄の優位性、外観のビジュアルにチープなそれは見受けられずむしろハイソな空気を纏う。
実際のところ、いくらも写真を撮っていなかった。ほぼ、まったく知らない土地を街を歩くことに恐れおののいてしまい、哀しいかな早く帰りたいと思っちゃったりする始末。どこかのガード下でもないかなぁと思いつつでも迷いたくないからという理由で有楽町駅の目と鼻の先で腹ごしらえ。とくに東京じゃないと食べられない物でもないのにどこでもありそうなのを普通に食べただけなのにたまらなく美味しかった。
新幹線で二時間と少し。遠い街に来てるのにその距離を感じさせない。どこで何を見た何をしたんじゃなくてほんのちょっとだけ、ほんのひとときだけでもいま自分が暮らしている場所から離れたかった、きっとそうだったんだなって今も思う。
この約ふた月後にまたフラッと東京に行った話はまた別の機会にでも。
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